エンジェルナンバー1414の意味|もとの本に1414の項目はない、本に書かれた1と4の意味、金運との関係

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エンジェルナンバー

時計を見たら14:14、レシートの合計が1414円。同じ並びの数字を何度も見かけると、何かのメッセージではと気になるものです。エンジェルナンバーの1414は、「新しい一歩と土台づくり」の意味だと紹介されることが多い数字です。

ここでは、エンジェルナンバーのもとになった本に1414がどう書かれているのかを確かめます。検索で多かった金運との関係、同じ数字をよく見る理由、作者のその後もまとめます。

エンジェルナンバーの出どころ

エンジェルナンバー1414の意味|もとの本に1414の項目はない、本に書かれた1と4の意味、金運との関係のイメージ

エンジェルナンバーを広めたのは、アメリカの作家ドリーン・バーチューです。1999年の本の一章で数字の並びの意味を初めて紹介し、2005年にはリネット・ブラウンとの共著で、0から999までの数字の意味を並べた本を出しました。

その日本語版が『エンジェル・ナンバー 数字は天使のメッセージ』(ダイヤモンド社、2007年1月)です。国立国会図書館で、書名に「エンジェル・ナンバー」を含む日本語の本を調べると、この本が最も古いものでした。2010年には続編の日本語版も出ています。

本に1414の項目はない

2005年の本が扱うのは0から999までで、4けたの1414の項目はありません。1999年の本も3けたまでです。1999年の本は、3つ以上の数字が出てきたときは、それぞれの組み合わせの意味を混ぜて読むように、と書いています。この読み方に従うと、1414は「1と4の組み合わせ」として読むことになります。

本に書かれた「1と4」の意味

1999年の本には、1と4の組み合わせ(例として114や144)の項目があります。内容は、天使が「いまは自分の考えをよく見張りなさい」と強く勧めている、願いごとをしなさい、考えがすぐ形になる入り口にいるのだから、というものです。

4と1の組み合わせ(例として441や411)の項目も、ほぼ同じ文です。違いは「強く勧める」が「勧める」になる程度で、411は「天使に大切な情報を尋ねなさい」という意味だ、という注がついています。

もとの本の1と4の項目には、「安定」「基盤」「土台」の話は出てきません。1が先か4が先かで意味が大きく変わる、という書き方もありません。「1は始まり、4は安定、交互に並ぶから土台を築きながら一歩を踏み出す」という読み方は、本にあるものではなく、あとから作られた解釈です。

数秘術での「1」と「4」

数字に意味を当てる数秘術は、ピタゴラスに始まると説明されることがあります。けれども、ピタゴラスは本を書き残しておらず、数の象徴の考えがどこまで本人にさかのぼるかは、研究者の間でも議論があります。現代の数秘術の土台とされるのは、1908年にアメリカで出たバリエットの本で、本人が「ピタゴラスの教え」と名乗っていました。

そのバリエットの本では、「土台」はむしろ1の説明に出てきます。1の人は「ほかの人が上に築く土台」とされています。4は知性にかかわる数で、体と心の強さを表すとされます。後の数秘術の本でも、4の意味は「神経症」「科学」の数(1975年)、「信頼と安定」の数(2001年)、「勤勉」の数(2002年)と、本ごとにばらばらです。

1414と金運

「1414 エンジェルナンバー 金運」で検索する人がいましたが、1414と金運を結びつける説の出どころは見つかりませんでした。バーチューの本の1と4の項目にも、お金や豊かさの言葉はありません。

数秘術のバリエットの本は、お金は9に振動する、と書いています。8の人は投資家として生まれた、ともあります。4の説明には「銀貨のために働く」「土地を持ちたいと望む」という言葉が出てきますが、4がお金を呼ぶという話ではありません。数字と金運の話でよく取り上げられるのは「358」で、風水の考え方などが理由として紹介されています。

時計の14:14

14:14は、24時間表示の時計で1日に1回だけ出る時刻です。12時間表示の時計では2:14と出るので、1414は現れません。

時と分が同じになる時刻(00:00、01:01、…23:23)は、24時間表示で1日に24回あります。1日に50回、ばらばらのタイミングで時計を見る人なら、このどれかに当たるのは平均で1日0.8回ほどです。14:14だけなら1,440分の1ですが、毎日同じ時刻に休憩をとる習慣があれば、同じ時刻に何度も当たります。

同じ数字をよく見る理由

一度気になったものを、急にあちこちで見かけるように感じることを「頻度錯覚」といいます。2005年に言語学者のズウィッキーが名づけた言葉です。「バーダー・マインホフ現象」とも呼ばれ、この名前は1994年にアメリカの新聞に載った読者の投稿から広まりました。

統計学者のディアコニスとモステラーは、新しく知った言葉を数日のうちにまた見かけるのは、それまでも目の前にあったのに気づかなかったものに、知覚の「波長が合った」からだと説明しています。友人が珍しい車を買うと、道でその車をよく見かけるようになるのも同じです。自分に起きた偶然の一致は、他人に起きた同じ一致より、ずっと驚くべきことに感じられるという研究もあります。

見た日だけを書き留めると、見なかった日は記録に残りません。自分の考えに合う情報ばかり集めてしまう「確証バイアス」が強まる形です。「新しい一歩」のような誰にでも当てはまるメッセージを、自分のことだと感じやすい心の働き(バーナム効果)も知られています。

「4」が気になる人へ

日本では、四は「死」に通じるとして避ける習わし(忌み数)があり、1414には4が2つ含まれています。気になる人もいるかもしれませんが、もとの本の1と4の項目は、前向きな内容です。

ちなみに1414は、2の平方根(√2=1.41421356…)の最初の4けたでもあります。A4やB5などの紙の長い辺は、短い辺の約1.414倍。身の回りの紙にも隠れている数字です。

作者のその後

バーチューは2017年にキリスト教に改宗し、タロットなどの占いを否定しました。2023年には、エンジェルナンバーは数字について瞑想して浮かんだ考えをもとに書いたものだと語り、数秘術を教えたことを悔い改めると述べています。エンジェルナンバーの意味は、作者自身が今は勧めていないものだということも、知っておいてよいでしょう。

1414を見たときに

もとの本に沿うなら、1414は「自分の考えをよく見張り、願いごとをする」きっかけと読めます。今の自分が何を考え、何を望んでいるのかを振り返る合図として使うのは、悪いことではありません。ただ、数字の意味で大きな決断やお金の判断をしないこと、見た回数を特別なしるしと思い込みすぎないことは心にとめておいてください。

よくある質問

Q. エンジェルナンバー1414の意味は何ですか?

A. もとになったバーチューの本に1414の項目はありません。本の読み方では「1と4の組み合わせ」になり、その意味は「考えをよく見張り、願いごとをする。考えが形になる入り口にいる」です。

Q. 1414は金運に関係がありますか?

A. 1414と金運を結びつける出典は見つかりませんでした。バーチューの本の1と4の項目にも、お金の話はありません。

Q. 1414と1441や4141で意味は違いますか?

A. 本では1が先の組み合わせと4が先の組み合わせが、ほぼ同じ文です。並び順で意味が大きく変わるという書き方はありません。

Q. 1414を毎日のように見るのはなぜですか?

A. 一度気になった数字に注意が向きやすくなる「頻度錯覚」で説明できます。決まった時刻に時計を見る習慣があれば、同じ時刻に何度も当たります。

Q. 4が入っているのは縁起が悪いですか?

A. 日本には四を避ける習わしがありますが、もとの本の1と4の項目は前向きな内容です。気にしすぎる必要はありません。

Q. エンジェルナンバーはいつからあるのですか?

A. バーチューが1999年の本で紹介し、2005年に数字の意味を並べた本を出しました。日本語版は2007年に出ています。

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