高次元の存在とは|種類の違いと、「高次元の人」という言い方

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スピリチュアル基礎

「高次元の存在」という言い方は、本や動画、相談の場でよく使われます。ただ、その中身は話し手によってかなり違います。守護霊のことを指している人もいれば、天使のことを指している人もいる。生きている人間を「高次元の人」と呼ぶ使われ方もあります。

同じ言葉が別のものを指しているまま話が進むと、受け取る側は混乱しますし、あとで困ることも出てきます。ここでは、まず言葉の使われ方を分けたうえで、呼ばれ方ごとの違い、人に対して使う場合の意味、そして相談相手を選ぶときに確かめたいことを順に見ていきます。

決まった定義がない言葉である、というところから

高次元の存在とは?初心者にわかる意味・種類・活かし方のイメージ

「高次元」は、物理学でいう次元の話とは別の使われ方をしています。スピリチュアルの文脈では、おおむね目に見える世界の外側にあるとされる領域を指す言い方として使われていますが、どこからが高次元なのか、いくつ層があるのかは、説明する人によって違います。

実際に見かける使われ方は、大きく分けて次の3つです。

  • ① 人ではない存在を指す使い方
    守護霊、天使、ガイドなど、肉体を持たないとされるものの総称。この記事でも中心に扱うのはこの意味です。
  • ② 意識の状態を指す使い方
    「高次元とつながる」のように、落ち着いて広い視野で物事を見られている状態を指す言い方。この場合は、相手がいるという話ではありません。
  • ③ 生きている人を指す使い方
    「あの人は高次元の人だ」のように、人柄を表す言い方。後半で改めて取り上げます。

話がかみ合わないと感じたときは、相手がこの3つのどれで話しているかを確かめると整理できます。

呼ばれ方の違いを整理する

①の意味で使われる場合、実際に出てくる呼び名はいくつかに分かれます。ただし境目は伝統ごとに違い、重なっている部分も多いので、厳密な分類というより「そう呼ばれることが多い」という程度に受け取ってください。

守護霊・先祖霊

血のつながりや縁のある亡くなった人が見守っているとする考え方です。日本では仏教や神道の先祖供養の習慣と結びついて語られることが多く、他の呼び名にくらべると、生活の中の行事とつながりやすいのが特徴です。お盆やお彼岸、お墓参りといった形で、特別な知識がなくても関わり方が決まっている点も違いのひとつです。

天使・大天使

もとはユダヤ教やキリスト教の伝統に出てくる存在で、近年のスピリチュアル文化では、名前ごとに役割が割り振られた形で紹介されます。守護霊との大きな違いは、特定の個人とのつながりを前提にしない点です。誰にでも共通の存在として語られることが多く、呼びかけの言葉や色、数字と結びつけられることもあります。

ガイド(指導霊・スピリットガイド)

人生の課題や仕事について助言する役目を担うとされる存在です。守護霊が「見守る」なら、ガイドは「導く」という説明のされ方が多く、時期によって入れ替わるとする考え方もあります。ただし、守護霊と区別せずに使う人も多く、この二つの線引きはとくに曖昧です。

宇宙由来とされる存在

地球の外に起源があるとされる存在を指す言い方で、特定の星の名前とともに語られます。他の呼び名にくらべて歴史が新しく、二十世紀後半以降に広まった説明の仕方です。伝統的な宗教の枠組みの中には対応するものがないため、説明の内容も書き手ごとの幅が大きくなります。

神仏として語られるもの

神社の神様や仏教の仏・菩薩を、この文脈に含めて語ることもあります。ただし、もともとの信仰には作法や教義がありますから、スピリチュアルの用語に置き換えて説明されているときは、元の信仰での扱いとは別のものになっている場合があります。参拝の作法など、実際の行動に関わる部分はその神社やお寺の案内に従うのが確実です。

呼び名ごとの違いを、ひと目で

細かい説明を抜きにして、どこが違うのかだけを並べると次のようになります。繰り返しになりますが、これは「そう語られることが多い」という整理であって、決まった分類ではありません。

  • 誰との関係を前提にしているか
    守護霊と先祖霊は特定の個人との縁が前提。天使とガイドは個人につくとされることもあれば、誰にでも共通とされることもある。宇宙由来とされる存在は、個人より集団や時代と結びつけて語られがち。
  • 何をしてくれるとされているか
    守護霊は「見守る」、ガイドは「導く」、天使は「求めに応じる」、神仏は「願いを聞く」という形で語られることが多い。自分から呼びかける必要があるかどうかが、実際には一番の違いになる。
  • 元になっている考え方がどこから来ているか
    守護霊・先祖霊は日本の先祖供養、天使はユダヤ教やキリスト教の伝統、宇宙由来とされる存在は二十世紀後半以降の新しい説明。背景が違うので、作法や言葉づかいもそろっていない。
  • 関わり方が決まっているか
    神仏と先祖は、参拝や供養という決まった形がある。天使・ガイド・宇宙由来とされる存在は、紹介する人ごとに方法が違い、共通の作法がない。

この表で言いたいのは「どれが正しいか」ではありません。関わり方が決まっているものと、決まっていないものがある、というところです。決まっていないほうは、教える人の言うとおりにするしかない場面が出てきます。後半で相談相手の選び方に触れるのは、そのためです。

「高次元の人」という言い方について

生きている人に対して「高次元の人」「次元が高い」という言い方をすることがあります。これは③の使い方で、霊的な存在の話とは別物です。実際にこの言葉が使われる場面を見ると、指しているのはおおむね次のような様子です。

  • 感情の起伏に振り回されず、慌てる場面でも一拍おいてから動く
  • 人と自分を並べて優劣をつけることに、あまり関心がない
  • 他人の考えが自分と違っても、まず最後まで聞ける
  • 見返りが決まっていないことにも手を出せる
  • 自分の機嫌を、人に取らせようとしない

並べてみると分かるとおり、これらは性格や振る舞いの落ち着きを言い換えたものです。特別な能力の話ではありません。

気をつけたいのは、この言い方が人の序列として使われはじめたときです。「次元が低い人とは関わらないほうがいい」という形になると、実際には人を選別する理由づけとして働きます。自分に向けて使う場合も同じで、「まだ次元が低いから」と考えると、うまくいかない理由を自分の格のせいにして止まってしまいます。

落ち着いた振る舞いは、多くの場合、余裕のある状況と、積み重ねた経験から出てきます。上下ではなく、いまその人が置かれている条件の反映として見るほうが、自分の行動を決めるうえでも役に立ちます。

「つながった」と感じたときに確かめること

夢や瞑想の中で言葉を受け取った、はっきりした直感があった——そう感じることは実際にあります。それ自体を否定する必要はありません。ただ、受け取った内容に従って動く前に、次の3つだけ見てください。

動く前に見る3つ

  • 不安や恐怖を使っていないか。「いま動かないと取り返しがつかない」という形で急かしてくる内容は、落ち着いてから読み直すと、たいてい急ぐ必要がありません
  • 誰かを遠ざけろと言っていないか。特定の人との関係を断つよう促す内容は、受け取った側が孤立する方向に働きます。実際に距離を置くかどうかは、その人との具体的なやりとりを材料に決めてください
  • お金や時間の大きな決断を求めていないか。契約、退職、転居、まとまった金額の支出。これらは、受け取った内容とは切り離して、現実の条件だけで判断できるかを確かめる価値があります

3つとも当てはまらないなら、受け取ったものを手がかりとして使って構いません。当てはまるものがあるときは、一晩おいて、できれば事情を知っている人に話してから決めてください。

相談相手やサービスを選ぶとき

高次元の存在からの言葉を伝えるという相談サービスは数多くあります。納得して利用しているならそれで構いませんが、次のような進め方をされたときは、いったん止まったほうが安全です。

  • 先に不安を強く言われ、そのあとに解決策として高額の商品や契約を勧められる
  • 「いま決めないと効果がない」と、その場での決断を求められる
  • 金額や回数、解約の条件が、契約の前にはっきり示されない
  • 家族や友人に相談することを、やんわりとでも止められる
  • うまくいかなかった理由を、こちらの信じ方が足りないためだと説明される

困ったときの相談先も知っておくと安心です。契約や請求で行き詰まったら、消費者ホットライン(局番なしの188)で近くの消費生活センターにつないでもらえます。利用は無料で、契約してしまったあとでも相談できます。

日常で、無理なく続けられること

特別な準備が要る方法は続きません。続けやすく、途中でやめても困らない範囲だと、次のあたりに落ち着きます。

  • 寝る前に、その日あったことを二行だけ書く
    受け取った感じがあった日も、なかった日も書きます。あとから読み返したときに、どんな状況で「つながった」と感じやすいのかが見えてきます。
  • 朝の数分、何もしない時間をつくる
    音を消して座るだけで構いません。静かな時間そのものが目的で、何かを受け取る必要はありません。
  • 助けられたことを、その日のうちに言葉にする
    相手が人でも、存在でも構いません。感謝を口に出す習慣は、自分が何に支えられているかを思い出しやすくします。

よくある質問

Q. 高次元の存在は、本当にいるのでしょうか。

A. 確かめる方法がないため、いるともいないとも言えません。この記事で扱っているのは、その言葉がどう使われているかと、受け取った内容にどう向き合うかの部分です。信じるかどうかは、それぞれの判断で構いません。

Q. 守護霊とガイドは、どう違うのですか。

A. 説明する人によって違い、区別しない使い方も多くあります。傾向としては、守護霊は縁のある亡くなった人で「見守る」役、ガイドは課題ごとに「導く」役として語られますが、厳密な線引きがあるわけではありません。

Q. 「高次元の人」になるには、どうすればよいですか。

A. その言い方が指しているのは、多くの場合、落ち着いた振る舞いや、人と比べない姿勢のことです。段階を上がるという話ではないので、「なる」ことを目標にするより、気になっている振る舞いを一つ選んで試すほうが具体的です。

Q. 受け取った言葉に従って、仕事を辞めてもよいでしょうか。

A. 受け取った内容とは切り離して、現実の条件だけで判断できるかを先に確かめてください。生活費、次の見通し、家族との相談。それらだけで説明がつく決断なら、進めて問題ありません。

Q. 相談サービスで高額の契約をしてしまいました。

A. 消費者ホットライン(局番なしの188)から近くの消費生活センターに相談できます。契約のあとでも相談でき、費用はかかりません。契約書やりとりの記録が残っていれば、手元に用意しておくと話が早く進みます。

まとめ

「高次元の存在」は、決まった定義のないまま広く使われている言葉です。人ではない存在を指す場合、意識の状態を指す場合、生きている人を指す場合があり、話がかみ合わないときは、たいていこのどれで話しているかがずれています。

呼ばれ方の違いも、伝統ごとの背景が違うだけで、きれいに分類できるものではありません。分類を覚えることより、受け取った内容が自分をどこへ動かそうとしているかを見るほうが、実際の場面では役に立ちます。

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