時計のゾロ目をよく見るのはなぜ|1日に何回あるか、時刻ごとの意味と受け止め方

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エンジェルナンバー

ふと時計を見たら「11:11」、別の日には「2:22」。続けてゾロ目の時刻を見ると、何か意味があるのではと気になるものです。スピリチュアルの世界では、くり返し目にする数字を「エンジェルナンバー」と呼び、天使からの知らせとして読む考え方があります。

ただ、意味を調べる前に、ひとつ数えておきたいことがあります。ゾロ目の時刻は、そもそも1日に何回あるのか。数えてみると、「よく見る」と感じるのは珍しいことではないと分かります。ここでは回数と確率から順に見ていき、そのあとで時刻ごとの意味と、気になりすぎるときの付き合い方をまとめます。

ゾロ目の時刻は、1日に何回あるか

時計のゾロ目をよく見るのはなぜ|1日に何回あるか、時刻ごとの意味と受け止め方のイメージ

時計のゾロ目とは、表示される数字がすべて同じになる時刻のことです。何回あるかは、時計の表示のしかたで変わります。

  • 12時間表示の時計(午前・午後で分ける)
    1:11、2:22、3:33、4:44、5:55、11:11の6つが、午前と午後に1回ずつ出ます。1日に12回です。
  • 24時間表示で、時の前に0を付けない時計
    0:00、1:11、2:22、3:33、4:44、5:55、11:11、22:22の8回です。午後の1時台から5時台は13:33や15:55のような表示になり、数字が全部はそろいません。
  • 24時間表示で、時の前に0を付ける時計(01:11のように出る)
    そろうのは、00:00、11:11、22:22の3回だけです。

どの時刻も1分間続くので、12時間表示の時計なら、ゾロ目が出ている時間は1日に合わせて12分です。1日は1,440分なので、でたらめな瞬間に時計を見たとすると、ゾロ目に当たるのは120回に1回の割合になります。

「よく見る」は、どのくらい珍しいことか

120回に1回と聞くと少なく感じますが、私たちは1日に何度も時刻を目にします。スマートフォンを開くたび、画面に時刻が出ているからです。たとえば1日に50回時刻を見る人なら、ゾロ目に当たるのは平均して1日0.4回ほど。1週間でおよそ3回、1か月なら12回前後になります。

つまり、時刻をよく見る人が週に何度かゾロ目に出会うのは、偶然の範囲で起きることです。毎日同じ時間帯に時計を見る習慣がある人は、同じゾロ目に何日も続けて出会うこともあります。夜中に目が覚める時間がだいたい決まっている人が、2:22や3:33をくり返し見る、といったことです。

覚え方の偏りもあります。11:11を見た日は「またゾロ目だ」と記憶に残りますが、11:12を見たことは誰も覚えていません。一度気になった物事が急に目につくようになる心の動きを、アメリカの言語学者アーノルド・ズウィッキーは2005年に「頻度の錯覚」と名付けました。自分の考えに合う出来事ばかりを重く見てしまう傾向は、「確証バイアス」と呼ばれます。

偶然の範囲で起きることだから意味がない、ということではありません。ゾロ目は、そのときの自分の気持ちに目を向ける合図として使えます。ただ、「こんなに見るのは特別なことだ」と思い詰める必要はない、ということです。

時刻ごとの意味——エンジェルナンバーの本では

数字の並びをメッセージとして読む方法を広めたのは、アメリカの著述家ドリーン・バーチューです。1999年の本で数字の並びの意味を初めて紹介し、2005年にはリネット・ブラウンとの共著で、0から999までの意味をまとめた本を出しました。日本語版は『エンジェル・ナンバー』の書名で、2007年にダイヤモンド社から出ています。本で紹介されている意味を時刻に当てはめると、次のようになります。

  • 0:00(000)
    神とひとつであることを思い出す合図。物事がひと回りして、元に戻ったしるし。
  • 1:11(111)
    考えていることが現実になりやすいので、望むことだけを考えるように。機会の扉が開いている。
  • 2:22(222)
    新しく芽を出した考えが、形になり始めている。信じていれば、うまくいく。
  • 3:33(333)
    アセンデッドマスター(イエスや観音のように、高い境地に達したとされる存在)がそばにいる。
  • 4:44(444)
    たくさんの天使が、あなたのまわりで支えている。
  • 5:55(555)
    大きな変化が近づいている。
  • 11:11と22:22
    本には、1111や2222という4けたの項目はありません。1999年の本では、時計が1:11や11:11を指す場面が、111の例として出てくるだけです。日本語の解説で見かける11:11や22:22の意味は、111や222の意味を当てはめたものと考えるとよいでしょう。

バーチュー自身は2017年にキリスト教の洗礼を受け、2023年には、エンジェルナンバーは数字について瞑想して浮かんだ考えをもとに書いたもので、数秘術を教えたことを悔いている、と語っています。時刻ごとの意味は決まった答えではなく、ひとりの著者の読み方として受け止めるのが自然です。

夜中のゾロ目——2:22や3:33をよく見るとき

夜中に目が覚めて時計を見たら2:22、別の日には3:33。夜中のゾロ目が気になって、意味を調べる人もいます。夜中に目が覚めること自体は、珍しいことではありません。厚生労働省のe-ヘルスネットは、眠りが浅く途中で何度も目が覚めることを「中途覚醒」と呼び、年をとるにつれて不眠の症状は増え、60歳以上では半数以上に見られると説明しています。

目が覚める時間帯がだいたい決まっていれば、その時間帯にあるゾロ目(2:22、3:33、4:44)に出会いやすいのは自然なことです。気になるなら、夜中に目が覚めても時刻を確かめないようにすると、ゾロ目を見ることもなくなります。

不眠と日中の不調が週に3日以上あり、それが3か月以上続く場合は、慢性の不眠症とされます(e-ヘルスネット)。当てはまるなら、数字の意味より先に、眠りのことを医師に相談してください。

見たときの使い方——数字より「そのとき何を考えていたか」

ゾロ目を見たときに役に立つのは、意味を調べることより、その瞬間に自分が何を考えていたかを確かめることです。

  • 見た時刻と、そのとき考えていたことを一行だけ書く
  • 1週間たったら読み返す。同じ考えごとをしているときに見ていないか、見た時間帯に偏りがないかを見る
  • 意味を調べるのは、読み返したあとでよい

1週間分を読み返すと、たいていは「スマートフォンを見る時間帯に集中していた」といった、暮らしの形が見えてきます。そのうえで、同じ悩みを考えているときに何度も見ていたなら、その悩みにいま向き合うきっかけにすればよいのです。

気になりすぎるときは、表示を変えてみる

ゾロ目を見るたびに意味を調べずにいられない、見ないと不安になる、というときは、少し距離を置くのも一つの方法です。

スマートフォンの時刻を24時間表示に切り替えると、午後の1:11〜5:55は13:11〜17:55の表示になり、ゾロ目ではなくなります。起きている時間帯に残るのは、11:11と22:22くらいです。数字に振り回されている気がするときは、目に入る回数そのものを減らすと、気持ちが落ち着きやすくなります。

反対に、本で紹介されている意味をもっと知りたい人は、先に挙げた日本語版『エンジェル・ナンバー』で、0から999までの数字を引くことができます。

よくある質問

Q. 時計のゾロ目を毎日のように見るのは、何かのサインですか?

A. ゾロ目の時刻は12時間表示なら1日12回あり、時刻をよく見る人なら週に何度か出会うのは偶然の範囲です。サインとして受け取るかどうかは自由ですが、まずは見た時間帯と、そのとき考えていたことを記録してみてください。

Q. 11:11に願いごとをするとかなうというのは本当ですか?

A. 11:11に願う習わしの出どころは、はっきりしていません。かなうと確かめられたものでもありません。自分の目標を思い出す合図として使うなら、害のない習慣です。

Q. 11:11や22:22の意味は、本に載っていますか?

A. エンジェルナンバーを広めたバーチューの本には、1111や2222の項目はありません。日本語の解説の多くは、111や222の意味を当てはめています。

Q. 15:55や13:33もゾロ目ですか?

A. 数字が全部そろっていないので、ゾロ目ではありません。24時間表示の時計で、午後に数字がそろう時刻は22:22だけです。

Q. 夜中に2:22や3:33をよく見るのはなぜですか?

A. 目が覚める時間帯が決まっていると、その時間帯のゾロ目に出会いやすくなります。夜中に目が覚めること自体はよくあることですが、眠れない日が続いて昼間もつらいなら、医師に相談してください。

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