黒い羽根が落ちていたときのスピリチュアルな意味|どの鳥の羽か、言い伝え、拾うときの注意

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サイン・前兆

道ばたやベランダに、黒い羽根が一枚落ちていた。ふだんなら気にとめないものでも、考えごとをしていた日には、何か意味があるのではと気になるものです。スピリチュアルの解説では、黒い羽根は「守られている」「変化のとき」といったしるしとして紹介されることが多い羽根です。

ここでは、まず落ちていた羽根がどの鳥のものかを考え、そのうえで、黒い鳥にまつわる言い伝え、スピリチュアルな受け止め方、恋愛のことで気になっているときの受け止め方、拾うときと持ち帰るときの注意をまとめます。言い伝えは言い伝えとして紹介し、何かが起きると約束するものではありません。

黒い羽根の持ち主は、まずカラスを考える

黒い羽根が落ちていたときのスピリチュアルな意味|どの鳥の羽か、言い伝え、拾うときの注意のイメージ

日本でふつうに見られるカラスは、ハシブトガラスとハシボソガラスの2種類で、どちらも一年じゅう全国にいる鳥です。冬には、ミヤマガラスやコクマルガラスが九州に渡ってきます。街なかや公園で大きな黒い羽根を拾ったら、まずこのカラスたちの羽を考えるのが自然です。

カラスの羽は、夏を中心に生え替わります。山梨県都留市で、落ちている羽を拾い集めて調べた研究では、翼の大きな羽(風切羽)の生え替わりは、ハシボソガラスで5月下旬から9月中旬ごろまで、ハシブトガラスで6月上旬から10月上旬ごろまで続いていました。この時期には、抜け落ちた羽を見かける機会が増えると考えられます。

同じ場所で何度も黒い羽根を見つけるなら、近くにカラスがよく止まる木や電線、ねぐらがあるのかもしれません。羽根を見つけた季節と場所を書き留めておくと、どこから来た羽なのか、見当がつきやすくなります。

黒い鳥にまつわる言い伝え

黒い羽根が「しるし」と受け取られる背景には、黒い鳥を、神の使いや知らせの運び手とする言い伝えがあります。

  • 八咫烏(やたがらす)
    日本の神話では、神武天皇が東へ進んだとき、熊野から大和へと道案内をした烏とされ、導きの神として信仰されています。熊野三山では、八咫烏は熊野の神に仕える存在とされ、昔、誓いの文書に使われた熊野の「牛王宝印(ごおうほういん)」というお札にも、烏が描かれています。日本サッカー協会のシンボルにもなっていて、協会は1931年に旗章の採用を決めました。協会は、三本足の姿は古事記や日本書紀には書かれておらず、中国の「三足烏」の話にも由来する、と説明しています。
  • オーディンのワタリガラス
    北欧神話では、主神オーディンが2羽のワタリガラス、フギンとムニンを従え、2羽は世界を飛び回って知らせを持ち帰るとされます。
  • 黒い羽根運動
    1959年の夏から、仕事を失った炭鉱の人たちの苦しい暮らしを訴える募金運動が、黒い羽根を目印にして広まりました。母親大会で呼びかけられたこの運動は、同じ年の12月の炭鉱離職者臨時措置法につながったとされています。

道を示す鳥、知らせを運ぶ鳥、困っている人を支える目印。黒い羽根を「守り」や「知らせ」と結び付ける読み方は、こうした話と重ねると受け取りやすくなります。

スピリチュアルな受け止め方

スピリチュアルの解説でよく挙げられる黒い羽根の意味は、次のようなものです。

  • 見守られている、守られているというしるし
  • 変化の時期に入っているというしるし
  • 気持ちを切り替えて、いらないものを手放すきっかけ

どれも言い伝えにもとづく読み方で、落ちていた羽根がその意味を持っていると確かめられたものではありません。受け取るなら、拾った瞬間に何を考えていたかを手がかりにすると、自分の暮らしにつながる読み方になります。悩んでいたことがあったなら、「守られている」と読んで少し肩の力を抜く。迷っていた決めごとがあったなら、「変化のとき」と読んで、小さく一歩を進める。羽根は、そのきっかけです。

恋愛のことを考えていたときに見つけたら

恋愛で迷っているときに黒い羽根を見つけて、意味が気になる人もいます。黒い羽根の言い伝えに、恋愛の吉凶を決める決まった意味はありません。

受け取り方の一例として、「変化」のしるしと読むなら、関係の中で自分が変えたいことを一つ書き出してみる。「守り」のしるしと読むなら、焦って結論を出さず、自分の気持ちが落ち着くまで待つ。羽根を見つけたことを、相手の気持ちの答えとしてではなく、自分の考えを整理するきっかけとして使うと、迷いが少し軽くなります。

片思いの相手のことを考えていたときなら、「守り」のしるしと読んで、うまく話せなかった日の自分を責めすぎない。別れたばかりのときなら、「変化」のしるしと読んで、一人の時間に始めたいことを一つ決める。どの読み方を選ぶかは自由ですが、選んだら、その日のうちにできる小さな行動に結び付けておくと、羽根を見つけた日が意味のある一日になります。

拾うとき、持ち帰るときの注意

野鳥の羽は、見た目はきれいでも、外で落ちていたものです。環境省の「野鳥との接し方」をもとに、次の点に気をつけてください。

  • 死んだ鳥のそばに落ちている羽には触らない。環境省は、死んだ野鳥を片付けるときは素手で触らず、使い捨ての手袋などを使うよう呼びかけています
  • 同じ場所で何羽も鳥が死んでいたら、自分で片付けず、都道府県や市町村に知らせる
  • 羽に触ったら、手を洗う。環境省は、ふんなどに触れても手洗いとうがいをすれば、過度に心配する必要はないとしています
  • 持ち帰るなら、袋に入れて運び、ほかの物と分けて置く

鳥インフルエンザは、ふつうに接するだけでは人にうつらないと考えられています(環境省)。怖がりすぎず、触ったら洗う、を守れば十分です。

取っておくなら、見つけた日の記録と一緒に

見つけた羽根を「しるし」として取っておきたいなら、羽根だけでなく、見つけた日の記録も一緒に残しておくと、あとで意味のあるものになります。

  • 書いておくこと
    見つけた日付と場所、そのとき考えていたこと、その日にあった出来事を、短く書いておきます。
  • しまい方
    袋に入れたまま、紙の封筒や小さな箱にしまいます。日の当たる場所や湿気の多い場所は避けます。
  • 見返すとき
    季節が変わったころに見返して、そのとき悩んでいたことがどうなったかを確かめます。羽根は、その時期の自分を思い出す手がかりになります。

自然の中で見つけた羽根を、そのまま置いていく人もいます。持ち帰るかどうかに決まりはないので、気持ちが落ち着くほうを選んでください。

カラスの暮らしをもっと知りたい人には、松原始さんの『カラスの教科書』(雷鳥社、2013年。2016年には講談社からも出ています)のような、一般向けの本もあります。

よくある質問

Q. 黒い羽根が落ちていたのは、悪いことの前触れですか?

A. 黒い羽根に、悪いことの前触れという決まった意味はありません。スピリチュアルの解説では、守りや変化のしるしとして紹介されることが多い羽根です。カラスの羽が生え替わる夏から秋のはじめには、見かける機会も増えます。

Q. 拾った羽根は、持ち帰っても大丈夫ですか?

A. 死んだ鳥のそばにある羽には触らず、触ったら手を洗ってください。持ち帰るなら袋に入れて運び、ほかの物と分けて置くと安心です。

Q. どの鳥の羽か、見分けられますか?

A. 日本で一年じゅう見られる黒い鳥は、ハシブトガラスとハシボソガラスなので、まずこの2種を考えます。図鑑で羽の長さや形を比べると、見当がつきます。

Q. 黒い羽根を何度も見つけるのはなぜですか?

A. 近くにカラスがよく止まる場所やねぐらがあると、同じ場所で何度も見つけることがあります。羽が生え替わる時期には、とくに増えます。

Q. 黒い羽根に白い部分が混じっていました。カラスの羽ですか?

A. 白い部分がはっきり混じる羽根は、カラス以外の鳥の羽のこともあります。図鑑で、羽の長さや模様を比べてみてください。言い伝えの上では、色が混じっていても、黒い羽根と同じように受け止めてかまいません。

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