お守りはいつ受ける?|返す時期の決まり、厄年や安産の時期、神社本庁の説明

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神社・神様

お守りは、いつ受けるのがいいのか。古いお守りは、いつ、どこに返せばいいのか。神社に行く前に、気になって調べた人も多いと思います。

ここでは、神社本庁と東京都神社庁、各地の神社の説明をもとに、お守りを受ける時期と返す時期を確かめます。先に結論を言うと、お守りには「受けてから1年で効き目が切れる」といった決まった期限はありません。

お守りは「買う」か「受ける」か

お守りはいつ受ける?|返す時期の決まり、厄年や安産の時期、神社本庁の説明のイメージ

神社本庁は、お守りを「受ける」と書き、身につけて神さまのご加護を戴くものと説明しています。東京都神社庁は、お神札やお守りは神職が神前でお祓いと祈願を済ませて授与するもので、神霊の御分霊が宿ったものだとしています。お守りは、お神札を小さくして持ち歩けるようにしたものです。

伊勢神宮は授与品を「お頒ち(おわかち)」すると書き、宇佐神宮は、お守りを受けるときに納めるお金を、神さまに奉納する初穂料と説明しています。数えるときは「一体、二体」と数えるそうです。

ただ、「買う」と言ってはいけないという決まりの出典は見つかりませんでした。国の観光の解説文に「購入することができます」と書かれた例もあります。神社の側は「受ける」「授かる」という言葉で説明している、と知っておけば十分です。

税金の扱いでも、お守りは少し特別です。国税庁の通達では、宗教法人がお守りやお札、おみくじを頒布する場合、代金と原価の差が実質的に喜捨金(寄付)と認められるときは、物を売る商売には当たらないとされています。通達そのものは「販売」という言葉を使っています。

いつ受けるか

お守りを受ける時期に、決まりはありません。願いごとができたとき、節目を迎えたときに受ける人が多いでしょう。人生の行事に合わせてお守りを受ける場合は、その行事の時期が目安になります。東京都神社庁の説明では、次のような時期です。

  • 厄年
    数え年で、男性は25歳・42歳・61歳、女性は19歳・33歳・37歳。男性42歳と女性33歳は大厄で、前後の年を前厄・後厄という
  • 安産
    妊娠5か月目の戌(いぬ)の日に、帯を締める着帯の祝いをする。犬のお産が軽いことにあやかる
  • お宮参り
    男の子は生後32日目(または31日目)、女の子は33日目が普通。地方によって違い、日にちは一つの基準とされる
  • 七五三
    3歳は男女、5歳は男の子、7歳は女の子。本来は数え年で、今は11月15日にこだわらない傾向がある

参拝を済ませてから授与所へ行くのが作法、という説明をよく見かけますが、神社本庁や東京都神社庁の説明に、この順番を定めた文は見つかりませんでした。授与所には受付の時間があり、たとえば伊勢神宮は午前6時から午後6時まで(10〜12月は午後5時まで)です。夕方に行くときは、先に時間を確かめておくと安心です。

厄除けと節分

厄除けのお守りは、元日から節分までに受けるのがよい、という説明があります。この時期の決まりについては出典が見つかりませんでした。また、節分を「旧暦の年の変わり目」と説明するのは正確ではありません。

節分は、もともと立春・立夏・立秋・立冬の前日のことで、今は立春の前日だけが残っています。立春は二十四節気の一つで、旧暦の元日とは別のものです。日付も毎年2月3日とは限らず、国立天文台によると2021年は124年ぶりに2月2日になり、2025年も2月2日、2026年は2月3日でした。

初詣と松の内

初詣でお守りを新しくする人は多いでしょう。お正月の飾りを置いておく「松の内」は、元日から7日までとするのが一般的です。ただし、古く上方では15日までといい、今も京都や大阪では15日までとする地域があります。辞典は、土地によって一定しない、と書いています。

いつ返すか

神社本庁は、お守りもお神札と同じように、年末に神社でお焚き上げしてもらい、新しいお守りを受けると説明しています。そのうえで、願いが叶うまで身につけても差し支えない、と書いています。

明治神宮の解説文も、お守りは目的が達成されたときや、1年以上たったときに、ふつうは神社へ返すとしています。宇佐神宮は、お正月にお神札やお守りを新しくするのは、1年の区切りに身の回りのものを新しくする習わしからだと説明しています。東京都神社庁は、お神札を毎年新しくする理由を、神さまが清らかさを第一とすること、新たになった神さまの力をいただくためと説明しています。

「お守りの有効期間は1年」「1年で効力が切れる」という説明を見かけますが、出典は見つかりませんでした。1年ごとに新しくするのは区切りの習わしで、合格や安産のように願いが叶うまで持っていても差し支えない、というのが神社本庁の説明です。

どこに返すか

東京都神社庁は、古いお神札やお守りは神社に納めるとし、納める先は、できるだけ受けた神社が望ましいとしています。境内に「古札納所(こさつおさめしょ)」を設けている神社もあります。

旅行先など遠方で受けたものは、違う神社のものであっても、近くの神社に納めて差し支えない、と同じ説明にあります。地方によっては、1月15日ごろの小正月に行う火祭り「左義長(さぎちょう)」「どんど焼」で、松飾りやしめ縄と一緒に焼く神社もあります。

出雲大社のように、遠方の人のために郵送での返納を受け付けている神社もあります。明治神宮の解説文は、古いお札を納める箱にはごみや神社と関係のない物を入れないように、と注意しています。お寺で受けたお守りを神社に納めてよいかは、確かめられませんでした。迷ったら、受けたお寺に問い合わせてください。

いくつ持ってもいい

違う神社のお守りを一緒に持つと神さま同士がけんかする、という話があります。神社本庁は、神さまはそれぞれのご神徳で協力して守ってくださるので心配はいらない、としています。宇佐神宮も、神さまがけんかをすることは決してないので一緒に持ってかまわない、と書いています。

遠くの神社のお守りを受けたいとき

参拝に行けない人のために、郵送でお守りを授与している神社もあります。出雲大社は郵便での申し込みを受け付けていて、郵送の場合は初穂料が違うことがあり、送料が別にかかると案内しています。鳥取県の倭文(しとり)神社のように、郵送での授与を受け付けている神社はほかにもあります。神社ごとに扱いが違うので、受けたい神社の公式サイトで確かめてください。

お守りの中は開けない

明治神宮の解説文には、お守りは開封しないようにしましょう、と書かれています。理由は書かれていません。お守りは願いが叶うまで、かばんやポケットに付けたり入れたりして持ち歩くものだ、とも説明しています。

よくある質問

Q. お守りはいつ受けるのがいいですか?

A. 決まった時期はありません。願いごとができたときや、厄年・安産・お宮参り・七五三などの節目に受ける人が多いです。

Q. お守りの有効期間は1年ですか?

A. 決まった期限はありません。神社本庁は、年末に納めて新しく受けるとしつつ、願いが叶うまで身につけても差し支えないとしています。

Q. 旅行先で受けたお守りは、どこに返せばいいですか?

A. 東京都神社庁は、違う神社のものでも近くの神社に納めて差し支えないとしています。郵送での返納を受け付けている神社もあります。

Q. 違う神社のお守りを一緒に持っても大丈夫ですか?

A. 大丈夫です。神社本庁や宇佐神宮は、神さま同士がけんかすることはないと説明しています。

Q. 「お守りを買う」と言うのは失礼ですか?

A. 神社は「受ける」「授かる」と言いますが、「買う」と言ってはいけないという決まりの出典は見つかりませんでした。

Q. 厄除けのお守りは節分までに受けるものですか?

A. その決まりの出典は見つかりませんでした。節分は立春の前日で、日付は年によって変わります(2025年は2月2日)。

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