セイクレッドデスティニーオラクルは、アメリカの著述家デニス・リンが作ったオラクルカードです。英語版は2019年9月にアメリカの出版社ヘイハウスから、日本語版は同じ年の12月にJMA・アソシエイツから出ました。カードは52枚で、森や洞窟、月の光といった自然の風景が描かれています。
日本語版には、2025年7月に金縁の「スペシャルエディション」も加わり、いまは2種類が並んで売られています。ここでは、どんなデッキなのか、作者がどんな人か、日本語版の2種類のちがい、買う前に見ておきたい表示、引き方の例、長く使うための保管の仕方を順にまとめます。カードの言葉は自分を見つめ直す手がかりで、先のことを言い当てるものではありません。
自然の風景を「入口」として描いた52枚

英語版の出版社の紹介によると、カードは52枚で、160ページの解説書が付きます。描かれているのは、森、氾濫原(川があふれてできる平らな土地)、草原、洞窟、日の光、月といった自然の風景で、どの札も、目に見えない世界へ通じる「入口」として描かれている、と紹介されています。
出版社の紹介では、どの札にも自然の風景が描かれているとされ、日本の公式ストアの商品写真の説明には、「変化」「知恵」と題された札が載っています。引いた札の風景の中で、自分がどこに目を留めたかを手がかりにする使い方と相性がよいデッキです。
出版社の紹介では、デッキの土台に、作者の家系にあるネイティブアメリカンの考え方がある、とされています。解説書の言葉は、その考え方にもとづく読み方のひとつとして受け取ると、自分の状況に引き寄せやすくなります。
作者のデニス・リンについて
デニス・リンは、アメリカ・カリフォルニア州の北部に暮らす著述家です。公式サイトでは、祖先にチェロキーの人々がいること、これまでに19冊の本を書き、29の言語に訳されていることが紹介されています。
代表的な著書に、住まいの気を清めて整える考え方を書いた『セイクレッド・スペース』(アメリカでは1995年刊)や、風水をテーマにした本(2000年、ヘイハウス)があります。
日本語版は2種類——通常版とスペシャルエディション
日本語版は、どちらもJMA・アソシエイツの発行で、長井千寿さんの翻訳、カードは52枚です。違いは次のとおりです。
- 通常版
2019年12月12日発売。本の番号は978-4-908650-72-7。大手書店の通販では、品切れの表示になっています(2026年10月に確認)。 - スペシャルエディション
2025年7月17日発売。本の番号は978-4-911050-78-1。札のふちを金色にした「ゴールドエッジ」で、ホログラム加工の箱に入った特別版と紹介されています。定価は通常版より高く設定されています。
販売店の紹介では、どちらも解説書は151ページ、カードの大きさは127×89ミリです。紹介を見るかぎり、違いは金縁と箱の加工で、札の枚数と解説書のページ数は同じです。金縁や箱にこだわらなければ、手に入るほうを選んで差し支えありません。
買う前に見ておきたい表示
オラクルカードは、同じ名前でも版や言語の違うものが並んで売られています。販売ページでは、次の3点を確かめると迷いません。
- 発行元がJMA・アソシエイツになっているか(日本語の解説書が付くのは日本語版です)
- 978から始まる13けたの本の番号が、上に書いた通常版かスペシャルエディションのものと一致するか
- 英語版を選ぶ場合は、解説書も英語であること。英語版の解説書は160ページあり、本の番号は978-1-4019-5625-7です
引き方の例
オラクルカードには、タロットのような決まった並べ方はありません。解説書に載っている引き方があればそれに従い、迷ったら次のような引き方から始めると続けやすくなります。
- 朝の1枚引き
よく混ぜて1枚だけ引きます。解説書を開く前に、札の風景を眺めて、最初に目に入ったものを一行だけ書き留めます。そのあとで解説書を読むと、自分の受け取り方と解説の違いが分かります。 - 3枚引き
「いまの状況」「大切にしたいこと」「次の一歩」の3つの位置を決めてから、左から順に置きます。位置を先に決めておくと、出た札の読み方がぶれません。 - 問いの立て方
「うまくいきますか」と答えを求める問いより、「いま何を大切にすればいいですか」のように、答えがそのまま自分の行動になる問いのほうが、引いた札を暮らしに生かしやすくなります。
風景の札を読むときの手がかり
風景が主役のカードは、言葉より先に絵から受け取るものが多いデッキです。解説書を読む前に、次の三つを見てみると、自分なりの読み方が作りやすくなります。
- 光がどこから差しているか
札の中で明るい場所と暗い場所のどちらに目が行くか。光の差す方向は、いま自分が向かいたい方向を考える手がかりになります。 - 道や水がどう流れているか
道が先へ続いているか、途中で消えているか。川があるなら、どちらへ流れているか。物事の進み方を重ねて考えられます。 - その場所に立ったら落ち着くか
風景の中に自分が立っていると思い浮かべて、居心地がよいか、早く離れたいかを感じてみます。理由を一言書いておくと、あとで読み返したときに、自分の気持ちの傾きが見えてきます。
解説書の言葉は、こうして自分で読んだあとに照らし合わせると、書かれていることをそのまま当てはめるより、いまの自分の状況に引き寄せて読めます。読み比べた記録は、同じ札がまた出たときの手がかりにもなります。
長く使うための保管と手入れ
カードは紙でできています。湿気、折れ、手の脂が、傷みのほとんどの原因です。そして、一枚でも失くしたり傷めたりすると、同じ札だけを買い足すことはできません。デッキ全体を買い直すことになります。
- 届いたら、まず52枚そろっているかと、解説書を確かめる。初期の欠けや印刷の不良は、早いうちなら交換してもらえることがあります
- 湿気の多い場所に置かない。紙が波打つと、切りにくくなります。浴室や台所の近くは避けてください
- 箱にしまうか、布に包む。箱が傷んできたら、布の袋に移すと角が守られます
- 手を洗ってから触る。手の脂は、表面の汚れや、カード同士のくっつきの原因になります
- 透明な袋に一枚ずつ入れる方法もある。傷みは防げますが、厚みが出て切りにくくなります
例として、日本語版のスペシャルエディションとして出ている販売ページです。発行元がJMA・アソシエイツになっているか、本の番号が978-4-911050-78-1かを、販売ページで確かめてから選んでください。
【日本語】セイクレッドデスティニーオラクル(スペシャルエディション)Sacred Destiny Oracle 日本語解説書付き オラクルカード タロットカード 占い [正規品]
¥5,280 (税込)
※ 価格は投稿時点のものです。最新の価格はAmazonでご確認ください。
よくある質問
Q. セイクレッドデスティニーオラクルは何枚ですか?
A. 52枚です。英語版も日本語版も同じ枚数で、日本語版の通常版とスペシャルエディションも52枚です。
Q. 日本語版はありますか?
A. あります。JMA・アソシエイツから、2019年12月に通常版、2025年7月に金縁のスペシャルエディションが出ています。どちらも長井千寿さんの翻訳です。
Q. 通常版とスペシャルエディションは何が違いますか?
A. 紹介されている違いは、札のふちが金色になっていることと、箱の加工です。枚数と解説書のページ数は同じです。本の番号も別なので、販売ページで確かめられます。
Q. タロットカードとはどう違いますか?
A. タロットは78枚の決まった構成があるのに対し、オラクルカードは作者ごとに枚数や題材を決めて作るカードです。このデッキは、自然の風景を描いた52枚で作られています。



コメント