車のナンバーでゾロ目をよく見るのはなぜ|人気の希望番号、地域の抽選番号、使われないひらがな

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エンジェルナンバー

信号待ちで前の車を見たら「77-77」、駐車場には「88-88」。車のナンバーでゾロ目をよく見かけると、何かのサインかと気になるものです。

ここでは、ナンバーの決まりから、ゾロ目をよく見る理由を確かめます。同じ番号が何台ぶんあるのか、人気の希望番号、地域で違う抽選番号、使われないひらがな、そして運転中に数字を追う危険もまとめます。

ナンバーの4つの表示

車のナンバーでゾロ目をよく見るのはなぜ|人気の希望番号、地域の抽選番号、使われないひらがなのイメージ

国土交通省の資料によると、ナンバープレートには、地域名、分類番号、ひらがな、一連指定番号の4つが表示されています。分類番号は車の種類や用途を表す3けた以下の数字で、たとえば300番台は普通乗用車、500番台は小型乗用車です。一連指定番号は4けた以下の数字で、4けたのときは「11-11」のように真ん中にハイフンが入ります。色にも決まりがあり、自家用は白地に緑の文字、事業用は緑地に白の文字です。

同じゾロ目は全国に何十万台ぶんある

ゾロ目のナンバーは、一つの番号が1台だけのものではありません。国土交通省の資料では、自家用の普通乗用車の場合、「11-11」のような同じ番号は、地域名と分類番号とひらがなの組み合わせで、全国で270,512台ぶん設定できると計算しています。これは地域名が106だったころの数字で、今は地域名が138に増えているので、もっと多くなります。

同じ「77-77」でも、地域やひらがなが違えば別のナンバーです。ゾロ目の車に何度も出会うのは、同じ番号を付けた車がたくさん走っているからでもあります。

人気の希望番号

ナンバーの数字は、希望すれば自分で選べます。全国自動車標板協議会が2025年に発表したランキング(1998年から2025年7月までの累計)を報じた記事によると、軽自動車の1位は「358」、5ナンバーの1位は「2525」、3ナンバーの1位は「1」でした。4けたのゾロ目でトップ10に入ったのは「8888」だけで、5ナンバーと3ナンバーでそれぞれ7位です。

国土交通省のアンケートでは、希望番号について「本人にとって意味がある数字があるのでよい」「覚えやすい」「人とかぶらない数字が好き」といった声が寄せられています。台湾でも、すべて同じ数字の番号は人気が高く、入札の対象になっています。ゾロ目が好まれるのは日本だけではありません。イギリスでは国が人気の番号をオークションで売っていて、1989年から2014年に420万件を売り、20億ポンドを超える収入になったと紹介されています。

地域で違う抽選番号

人気が集中する番号は抽選になります。全国共通の抽選番号のほかに、地域ごとに決めている抽選番号もあり、平成17年(2005年)に品川・横浜・名古屋・大阪・神戸などで始まりました。

  • 大阪と神戸では「9999」も抽選の対象(近畿運輸局の一覧)
  • 日本で避けられることのある「9」は、品川・横浜・大阪・神戸で抽選の対象になっている
  • 確かめた抽選番号の一覧には、「4」を含む番号は一つもなかった
  • 平成23年には、軽自動車の富士山ナンバーで、富士山の標高にちなむ「3776」が抽選の対象になっていた

抽選の倍率は、番号によって0倍から30倍を超えるものまであります。ゾロ目ならどれも人気というわけではなく、地域や番号によって大きく違います。国土交通省は、倍率が1倍以下の番号を抽選から外すなどの見直しを検討しています。

下2けたの「42」と「49」

報道によると、順番に割り当てる一般のナンバーでは、下2けたが「42」と「49」の番号は出さないことになっています。ただし、希望番号で申し込めば取ることができます。国土交通省は取材に、取り決めに「42、49番は除く」と書いてあるだけで理由は書かれていない、と答えたそうです。一方、駐留軍の関係者の車では、逆に下2けたの「13」が欠番になっているとも報じられています。

使われないひらがな

ナンバーのひらがなにも決まりがあります。東北運輸局の説明では、自家用車は「さ」から「ろ」までの29文字、事業用は「あ・い・う・え・か・き・く・け・こ・を」、レンタカーは「れ・わ」です。そして「お・し・へ・ゐ・ゑ・ん」は使われません。

使わない理由は、公式には書かれていません。国立国会図書館の調べもの事例によると、ナンバーの業界団体は、「お」は「を」と聞き分けにくい、「し」は「死」、「へ」は「屁」を連想させる、「ん」は発音しにくい、という説を否定しなかったそうです。

分類番号の移り変わり

ナンバーの形は、何度も変わってきました。昭和26年は都道府県名と分類番号と最大5けたの数字、昭和30年にひらがなと4けたの数字になりました。昭和42年に分類番号が1けたから2けたになり、昭和59年には小型乗用車に「7」、小型貨物車に「6」の番号が加わりました。平成10年に分類番号が3けたになって番号の数が大きく増え、同じ年に希望番号の制度が始まっています。平成29年からは、分類番号の下2けたにローマ字も使われています。

4けたのゾロ目に「意味」はあるか

4けたのゾロ目を、エンジェルナンバーのメッセージとして紹介する説明があります。けれども、エンジェルナンバーを広めたドリーン・バーチューの本には、1111や8888のような4けたの項目はありません。3けたの888の項目はありますが、その意味は「人生のある段階が終わろうとしている」で、もとの記事の「豊かさ」とは違います。バーチュー自身も、のちに数秘術を教えたことを悔い改めると語っています。

もとの記事は、日本のゾロ目を好む文化の例として「いい日旅立ち」を挙げていましたが、これは1978年に山口百恵さんが歌い、当時の国鉄のキャンペーンに使われた歌で、数字の語呂合わせではありません。

運転中に数字を追わない

前の車のナンバーが気になっても、走っているときに目で追うのは危険です。警察庁によると、2025年に75歳未満の運転者が起こした死亡事故1,578件のうち、脇見などの前方不注意によるものが284件、18.0%を占めました。

交通事故総合分析センターが調べた歩行者との事故85件では、「車外の目につくものに気を取られた」という運転者の心情が50件にありました。道路交通法は、運転者に、周りの状況に応じて他人に危害を及ぼさない方法で運転する義務を定めています。ナンバーを眺めるのは、止まっているときか、助手席にいるときにしてください。同じ警察庁の資料では、携帯電話などを使っていたときの死亡事故の割合は、使っていないときの約3.4倍でした。目を離すことの怖さがよく分かる数字です。

よくある質問

Q. 車のナンバーでゾロ目をよく見るのはなぜですか?

A. 同じゾロ目の番号は全国に何十万台ぶん設定でき、希望番号で選ぶ人も多いからです。気になると目に入りやすくなる面もあります。

Q. 人気のナンバーは何番ですか?

A. 業界団体の発表を報じた記事によると、軽自動車は358、5ナンバーは2525、3ナンバーは1が1位でした。4けたのゾロ目でトップ10に入ったのは8888だけです。

Q. 4や9の番号は使われないのですか?

A. 報道によると、一般の割り当てでは下2けたの42と49を出しませんが、希望番号なら取れます。9は地域によってはむしろ抽選の対象です。

Q. ナンバーに使われないひらがなはありますか?

A. 「お・し・へ・ゐ・ゑ・ん」は使われません。理由は公式には書かれていません。

Q. 4けたのゾロ目にエンジェルナンバーの意味はありますか?

A. エンジェルナンバーを広めた本に、4けたの項目はありません。

Q. 運転中にゾロ目のナンバーが気になります。

A. 走行中に目で追うのは危険です。死亡事故の約2割が脇見などの前方不注意によるものです。止まっているときに見てください。

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