ダウジングロッド(L字型)の使い方|持ち方と練習の手順、信憑性について分かっていること

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ダウジングロッドは、L字に曲げた2本の金属棒を両手に1本ずつ軽く持ち、棒が開いたり交差したりする動きを読む道具です。地下の水脈や鉱脈を探す方法として古くから使われ、いまは占いや、自分の気持ちに問いかける道具として使う人もいます。

ここでは、まず持ち方と練習の手順を、ダウジングの団体の説明をもとにまとめます。そのうえで、棒が動く仕組み、管理された条件で試された実験の結果、伸び縮みするロッドを選ぶときに見るところを順に書きます。

L字型ロッドの持ち方

ダウジングロッド(L字型)の使い方|持ち方と練習の手順、信憑性について分かっていることのイメージ

カナダのダウザー協会が公開している説明をもとに、基本の持ち方をまとめます。

  • 軽く握る
    短いほうの辺を持ち手にして、軽く握ります。強く握りしめると、棒が動きにくくなります。
  • 肘を曲げて、前に向ける
    肘を90度ほどに曲げ、2本のロッドを体の前に向けて、地面と平行に構えます。先はほんの少し下げます。
  • 慣れないうちは肘を腰につける
    肘を腰のあたりにつけて構えると、腕が安定して、構えをくり返し同じ形にしやすくなります。

ロッドの長さに決まりはありません。カナダの協会は、長い辺と短い辺の比を3対1くらいを目安にしています。ダウジングの本を書いているトム・グレイブスは、長い辺を30〜50センチ、短い辺を8〜15センチとしています。

反応の決め方と、練習の手順

L字型ロッドの反応は、2本が内側に寄って交差するか、外側に開くかのどちらかです。どちらを「はい」にするかに決まりはなく、使う人が先に決めておく、というのが協会の説明です。決めたら、次の順で練習します。

  • 1. 構えて、止まるのを待つ
    構えたまま少し待ち、2本の棒が前を向いて落ち着くのを確かめます。
  • 2. 合図を決める
    「はいのときは交差、いいえのときは開く」のように、心の中ではっきり決めます。
  • 3. 答えの分かっている問いで試す
    「今日は〇曜日ですか」のように答えの分かっている問いを思い浮かべ、決めたとおりに動くかを見ます。
  • 4. ゆっくり歩く
    場所を探すときは、ゆっくり歩きながら棒の動きを見ます。速く歩くと、足の振動で棒が揺れます。

協会は、結果に気持ちが入りすぎないことも注意点に挙げています。次の節で書く仕組みから考えても、「こうなってほしい」という思いが強いほど、その思いが手の動きに出やすくなるので、もっともな注意です。

細い金属の棒なので、構えたまま振り向くと人に当たります。小さな子どものそばや、人の多い場所では使わないでください。

棒が動く仕組み

棒が動く理由として広く知られているのが、本人も気づかないほど小さな手の動きです。イギリスの生理学者ウィリアム・カーペンターは、1852年3月の講演で、心の中で思い浮かべたことが、意識しないまま筋肉の動きになって表れる現象を「観念運動」と名付けました。同じ講演で、ダウジングロッドの動きにも触れています。

L字型ロッドは、持ち手の中で棒が回る作りなので、手首のわずかなひねりが、棒の先では大きな動きになります。ダウジングの本を書いているグレイブス自身も、ロッドを「手首の小さな回転を、目に見える大きさにする機械的な道具」と説明しています。棒が動くのは不思議なことではなく、動かしているのが自分の手だと気づきにくいことのほうに、この道具の特徴があります。

信憑性——管理された条件で試すとどうなったか

ダウジングの歴史は長く、16世紀のドイツの鉱山学者アグリコラは、1556年の『デ・レ・メタリカ』で、二股の枝で鉱脈を探す方法を図入りで詳しく書いています。もっとも、アグリコラ自身は、自然の兆しに通じた鉱夫には二股の枝は役に立たない、と否定的でした。

その後、ダウジングで本当に地下のものが分かるのかは、何度も試されてきました。よく知られている例を挙げます。

  • ミュンヘン近郊の納屋の実験
    1986年にドイツ政府が資金を出し、約500人から選んだ43人のダウザーが、2年間で843回の試験を受けました。1階に置いた水道管の位置を、2階にいるダウザーが当てる方式です。実験した側は本物の現象があると結論しましたが、アメリカの研究者エンライトがデータを分析し直し、全体として偶然と区別できないこと、成績のよかった6人も別の試験ではよい成績を再現しなかったことを指摘しました(1995年と1999年の論文)。
  • ドイツ・カッセルの試験
    1990年11月、超常現象を検証するドイツの団体が行いました。19人が、地下50センチの管に水が流れているかどうかを30回ずつ判定しました。賞金の条件は正解率83%でしたが、平均は52.3%で、当てずっぽうと変わらず、合格者は出ませんでした。
  • 偽の爆発物探知機の事件
    アンテナが左右に振れる仕組みの「爆発物探知機」をイラクなどに売ったイギリスのジェームズ・マコーミックは、2013年に詐欺で有罪となり、禁錮10年の刑を受けました。もとは、アメリカで売られていたゴルフボール探知機をまねた機器でした。
  • イギリスの水道会社
    2017年、博士課程の学生の問い合わせに、地域の水道会社12社のうち10社が、水道管を探すのに少なくとも時々ダウジングを使うと答えました。各社はのちに、技術者個人の判断で、会社の方針ではないと説明しています。

管理された条件の試験では、ダウジングで偶然を上回る結果は確かめられていません。使うなら、探しものの道具としてではなく、自分の考えや迷いを映す道具として扱うのが、無理のない向き合い方です。たとえば二つの案で迷うとき、棒の動きを見た瞬間に「ほっとしたか、がっかりしたか」を確かめると、自分がどちらを望んでいたかに気づけます。

伸び縮みするロッドを選ぶときに見るところ

持ち歩きやすいペン型の伸縮式のほか、曲げた金属棒に持ち手を付けたものなど、作りはいくつかあります。選ぶときは次の点を見てください。

  • 持ち手の中で棒が回るか
    持ち手の筒の中で棒が自由に回る作りなら、握る力が棒の動きを邪魔しにくくなります。素手で棒を直接握る作りは、握り方の影響を受けやすくなります。
  • 伸ばしたときの長さ
    伸縮式は、縮めると小さくなって持ち運びやすい反面、伸ばしたときの長さが目安に届くか、継ぎ目がぐらつかないかを確かめたいところです。
  • 重さと材質
    真鍮や銅の棒は重みがあり、細い鉄の棒は軽くて揺れやすくなります。風のある屋外では、重みのあるほうが扱いやすくなります。
  • 先端の形
    細い金属の先は、顔や目に当たると危険です。先に丸い玉やキャップが付いているものを選び、しまうときは袋に入れてください。

例として、ペン型で伸び縮みするL字型ロッド2本組の販売ページです。伸ばしたときの長さと、持ち手の中で棒が回る作りかどうかは、販売ページの表示で確かめてください。

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よくある質問

Q. ダウジングロッドの正しい持ち方は?

A. 短いほうの辺を軽く握り、肘を90度ほどに曲げて、ロッドを前に向けて地面と平行に構えます。慣れないうちは肘を腰につけると安定します。

Q. 交差と開く、どちらが「はい」ですか?

A. 決まりはありません。使う前に、どちらを「はい」にするかを自分で決めておきます。答えの分かっている問いで、決めたとおりに動くかを試してから使い始めます。

Q. ダウジングに信憑性はありますか?

A. ミュンヘンやカッセルで管理された条件のもとで試された実験では、偶然を上回る結果は確かめられていません。棒が動くのは、本人の気づかない小さな手の動き(観念運動)で説明されています。

Q. ペンデュラムとはどう違いますか?

A. ペンデュラムは、ひもやチェーンの先のおもりの揺れを読む道具で、座ったまま使います。L字型ロッドは歩きながら使えるので、場所を探す使い方に向いています。どちらも、動く仕組みは同じ観念運動で説明されています。

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