時計を見たら11:11、レシートが777円、前の車のナンバーが「33-33」。ゾロ目をよく見ると、何かの意味があるのではと気になるものです。
ここでは、まず「ゾロ目」という言葉がどこから来たのかを辞典で確かめます。そのうえで、エンジェルナンバーの本に書かれた111から999までの意味を一覧にし、ゾロ目の日付や記念切符の話もまとめます。
「ゾロ目」はさいころの言葉

辞書によると、「ゾロ目」には三つの意味があります。二つのさいころを振って同じ目が出ること。競馬などで同じ枠の馬が1着と2着になること。そして、すべての桁の数字が同じであることです。「22年2月22日」のように、日付がそろうこともこう呼びます。
もとはさいころの言葉です。二つのさいころでどちらも1が出ることを「ピンぞろ」と言い、この「ぞろ」は「ぞろめ」の略だと辞典は説明しています。「ピンぞろ」は1917年の辞典に載っています。「ぞろ」がどこから来た言葉なのかは、確かめられませんでした。
「ゾロ目は古くから縁起のよいものとして親しまれてきた」という説明を見かけますが、辞典の「ぞろ目」の項に縁起の意味は書かれていません。日本では四や九を避ける習わしもあり、ゾロ目ならすべて縁起がよい、とは言えません。
さいころのゾロ目は6回に1回
二つのさいころの目の出方は、6×6で36通りです。そのうち同じ目は、1と1から6と6までの6通り。ゾロ目が出るのは6回に1回です。三つのさいころがすべて同じになるのは、36回に1回になります。中国から伝わった樗蒲一(ちょぼいち)のように、一つのさいころの目を当てる博打もありました。
さいころの目の合計が偶数か奇数かを当てる「丁半」では、ゾロ目は合計が必ず偶数なので、いつも「丁」になります。丁半の博打は14世紀の『太平記』にも出てきます。さらにさかのぼると、689年にはすごろくを禁じる命令が出ていて、奈良の正倉院にはさいころが収められています。
競馬のゾロ目
競馬では、1着と2着の馬の枠番号を当てる「枠連」で、同じ枠どうしの組み合わせをゾロ目と呼びます。日本中央競馬会の用語辞典によると、枠連は出走する馬が9頭以上のレースで発売されます。同じ枠に2頭以上の馬がいるときだけ、ゾロ目の組み合わせが成り立ちます。
ゾロ目の日付
日付を「月/日」で書いたとき、数字がすべてそろう日は、1/1から9/9までの9日と、1/11、11/1、11/11、2/22の、1年に13日あります。およそ28日に1日です。
ゾロ目の日付は、暦の書き方しだいでもあります。2025年7月7日は、西暦では数字がそろいませんが、和暦では令和7年7月7日です。この日、豊橋鉄道や叡山電鉄は「7」が三つ並ぶことを記念した切符を売りました。叡山電鉄はふだん入場券の日付を西暦で押していますが、この日に限って「7.-7.-7」と刻んだそうです。
京王電鉄は2022年から毎年、数字が並ぶ日に記念の切符を出していて、2026年8月8日の「8並び」で5回目でした。次に年・月・日の数字がすべてそろうのは、令和9年9月9日です。
- 2月22日の「猫の日」は1987年に制定された。「222」を「ニャンニャンニャン」と読む語呂合わせ
- 11月11日は記念日の登録が1年で2番目に多い日で、2017年の時点でおよそ44あった。1が4つ並ぶ字面の面白さから選ばれることが多い
- 東京都中央区は、婚姻届の窓口が混み合う日の例として「2月2日、3月3日など同じ数字が重なる日」を挙げている
「ゾロ目の意味一覧」本に書かれていること
ゾロ目に意味を当てる考え方は、アメリカの作家ドリーン・バーチューのエンジェルナンバーから広まりました。1999年の本には、3けたのゾロ目と000の項目があります。内容を短くまとめると次のとおりです。
- 111
自分の考えをよく見張り、望むことだけを考えなさい。機会の門が開いている - 222
新しく植えた考えが、現実に育ち始めている - 333
アセンデッドマスター(イエスやマリア、観音などの存在)がそばにいる - 444
天使が囲んで、愛を伝えて安心させている - 555
大きな変化がやってくる - 666
考えが物質のほうに偏りすぎている。天と地のあいだで考えの釣り合いをとりなさい - 777
天使が拍手を送っている。うまく流れに乗っている - 888
人生のある段階が終わろうとしている - 999
大きな段階の完了 - 000
神と一体であることを思い出す合図。ひと回りした
もとの記事は888を「金運」と書いていましたが、本の888にお金の話はありません。333も「成長や表現」ではありませんでした。2005年の本では、222が「信じて、うまくいく」になるなど、同じ作者でも文面が変わっています。1111や2222のような4けたの項目は、どちらの本にもありません。
666は、聖書の『ヨハネの黙示録』で「獣の数字」とされる数ですが、バーチューの本ではバランスを取り戻す合図として書かれています。
時計のゾロ目
12時間表示の時計なら、ゾロ目の時刻は1:11、2:22、3:33、4:44、5:55、11:11が午前と午後にあり、1日に12回です。666から999は時刻になりません。ゾロ目を「よく見る」と感じるのは、時計を見る回数が多い日ほど自然なことでもあります。
作者のその後
バーチューは2017年にキリスト教に改宗し、2023年には、エンジェルナンバーは数字について瞑想して浮かんだ考えをもとに書いたと語り、数秘術を教えたことを悔い改めると述べています。もとの記事は「バーチュー博士」と書いていましたが、ここでは肩書きは使いません。
ゾロ目を見たら
ゾロ目は、さいころの目から始まり、日付や番号の楽しみとして広がった言葉です。見かけて気分が上がったなら、それで十分です。本の意味を読むなら、作者自身が今は勧めていないことも知ったうえで、軽く楽しんでください。
例として、エンジェルナンバーの本『エンジェル・ナンバー 数字は天使のメッセージ』(ドリーン・バーチュー、リネット・ブラウン、ダイヤモンド社、2007年)の販売ページです。
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よくある質問
Q. ゾロ目とはもともと何ですか?
A. 二つのさいころを振って同じ目が出ることです。辞書には、競馬の同じ枠の組み合わせや、すべての桁が同じ数という意味も載っています。
Q. ゾロ目をよく見るのはなぜですか?
A. さいころなら6回に1回、日付なら1年に13日、時計なら1日に12回あります。時計や数字を見る回数が多いほど、出会うのは自然なことです。
Q. ゾロ目の意味一覧はありますか?
A. バーチューの1999年の本に、111から999と000の項目があります。本文の一覧を見てください。4けたの項目はありません。
Q. 888は金運の数字ですか?
A. 1999年の本の888は「人生のある段階が終わろうとしている」で、お金の話はありません。
Q. ゾロ目は縁起がいいのですか?
A. 辞典の「ぞろ目」に縁起の意味は書かれていません。日本では四や九を避ける習わしもあります。
Q. 次のゾロ目の日付はいつですか?
A. 年・月・日がすべてそろうのは、令和9年9月9日(2027年)です。その次は令和11年11月11日です。



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